2006年の春、ノコギリ1本持って雑木や竹が茂る荒地の開墾から始まりました。毎日毎日伐っても減らない木と竹…。
翌年の春、ようやくきれいになった畑に、小さな小さなオリーブの苗を200本植えたのが『高尾農園のオリーブ畑』の始まりです。当時のオリーブ畑には水がなく、運んできた水をたっぷりとバケツで運び苗にあげていました。
今では畑の面積も増え、立派なオリーブ畑になっています。国外から新しい苗を導入し、ようやく摘みとりができるようになってきました。
年々、手伝いに来てくれるサポーターは増え、交流場のを提供できるオリーブ畑となりました。オリーブを通した笑顔がいっぱい広がり嬉しく思います。
これからも、オリーブ栽培から採油まで一貫して取り組むことで、世界に通用するオリーブオイルづくり、農業に邁進していきます。
創業から4年たち、高尾農園のオリーブ畑の形ができつつあった頃の2010年、考えていたオリーブづくりにかける思いを皆様にお伝えしたいと思います。
挑戦
2006年春、オリーブ栽培を始めたいと思いました。
ご縁があって農地を借りることができ、草刈り用の鎌とのこぎり、一本ずつを購入しオリーブ栽培挑戦へのまず一歩を踏み出すことにしました。
毎日毎日伐っても伐っても減らない竹と雑木でしたが、2007年3月頃には、畑になっていく様子が日ごとにわかるようになりました。4月、200本のオリーブの苗木を植え、オリーブ栽培への挑戦が始まりました。
想い
2007年10月、黄緑色に色づいた少しばかりのオリーブの実を初めて収穫しました。
「本当にオリーブ栽培をしてよかった」と思う瞬間でした。その農地に隣接する農地の持ち主の方々からも貸していただけることになり、2年目の春(2008年4月)には、700本のオリーブ栽培をする農家になりました。2008年6月株式会社高尾農園を設立し、同年8月農業生産法人、同年9月認定農業者認定となりました。
今では、2500本のオリーブの木を育てています。オリーブにたいする想いは日に日に増しています。
オリーブの樹も、みんな違う個性をしています。「おはよう!」「元気だね!」「調子わるいのか?」いつも声をかけて育ています。
そして、お客様の安心安全のためにも、畑のためにも、オリーブのためにも「草枯らしは使わない」など、オリーブ栽培にたいする強い想いです。
夢…
オリーブには、多くの人を引きつける魅力と奥深さがあります。オリーブを育てる想いや喜び、楽しさはいっぱいあります。また、自然の中で様々な、虫や野鳥の鳴き声、木々の新緑や紅葉など、ふれあう楽しさもあります。
まだまだ収穫量は少量ですが、その年の天候によって、同じ作業をしても味は変わります。
「毎年かわってこそ、オリーブ」
「高尾農園のオリーブ畑」でとれたオリーブの実を一人でもたくさんの方々に食べていただけるのが夢です。
オリーブ農家とお客様、オリーブを通した笑顔がいっぱい広がれば幸いです。
感謝
自然に感謝、応援してくれて感謝、お客様に感謝
ありがとうございます。
土と水と太陽、そしてオリーブ!!
高尾農園代表 高尾豊弘
2010年12月