自分で絞ったオイルの味は格別
採れたてのオリーブが届いたら、さっそくオリーブオイルを絞ってみましょう。
搾油機で搾るより量は限られていますが、自分で絞ったマイ・オイルの味は新鮮で格別。作り始めると、新鮮なオリーブのかおりがします!できあがったマイ・オイルのかおりは極上です。
準備するもの
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■ オリーブの果実500グラム(完熟したもの)
■ ポリ袋2枚(ジップロックのようなしっかりしたもの)
■ キッチンペーパー1、2枚
■ ろうと
■ キッチンペーパー1、2枚
■ 空きビンまたはコップ(透明なもの)
■ スプーン、計量器
搾り方
1. オリーブ果実をポリ袋に入れます
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10月下旬から12月に収穫される黒く熟した実がマイ・オイルに向いています。品種により熟期が違います。また、品種により果実に含まれる含油量が違います。含油量の多い品種を選んでください。指でつまんでつぶせる程度の果実が最適です。
オリーブの果実は軽く水洗いし、しっかり水気を切ったら二重にしたポリ袋へ入れます。
Point 1 油分の多い果実(品種)を選びましょう。油分の少ない品種では、マイ・オイル作りには向きません。
2. よく揉みます
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ポリ袋の中の空気を抜き、ジッパーを閉めたら、実をつぶしながら30分~60分ほど揉みます。実がつぶれてくると種のとがった部分でポリ袋に穴があいてしまう場合があるので気をつけてください。
Point 2 揉むことにより果実の油分が分離していきます。
Point 3 果実の中の果汁と油分の分離しやすい温度が約30度です。揉む間、人の体温で暖まることで果汁と油分の分離が進み、油分が結合しやすくなります。
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丁寧に揉んで果肉の表面にオイルが浮かんできたらOK! オイルは金色に見える液体です。
3. ろ過器を作ります
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キッチンペーパーをセットしたろうとを空き瓶に乗せて、ろ過器を作ります。キッチンペーパーは、ろうとの先から数センチ引き出しておきます。
4. ろ過器に揉んだオリーブを入れます
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つぶした果肉をろうとに入れますオイルと果汁が混ざった液体がビンにたまっていきます
つぶした果肉をろうとに入れます。最初、スプーンでオイルをすくいながらいれます。次に残った果肉を平らにしないように入れます。果肉に隙間がないとオイルが流れにくくなるので、押し込めないように、また果肉は一度に詰め込まないように(スプーンで一盛り一盛りゆっくりと入れるとうまくいきます)。オイルと果汁が混ざった液体がビンにたまっていきます
Point 4 果肉を「押す」「ならす」などは行わないで、スプーン一盛り一盛りおいていくイメージです。
5. できあがり! 金色の上澄みがオイルです
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ビンの底には茶色い果汁と金色のオイルが二層になってたまります金色の上澄みだけをスプーンですくいます
数時間後、ビンの底には茶色い果汁と金色のオイルが二層になってたまります(分離します)。金色の上澄みだけをスプーンですくいオイルポットやお皿に移したらできあがりです。
果実500グラムで20mmリットル~50mmリットル(大さじ1杯強~3杯強)が目安です。
Point 5 部屋を暖かくするとオイルが早く多く採れます。
マイオリーブオイルの保存
オイルを保存する場合は、密封可能な容器に入れ、冷暗所で保存します。透明なビンは、紫外線による品質劣化(オリーブオイル色が透明になったり酸化する など)が進むので、着色ビンを使用するかアルミホイル(写真)などで包んで保存してください。
また家庭で搾油したマイ・オイルは、完全なろ過ができていないため、酸化などの品質劣化が早くなります。なるべく早く使用してください。もし、異常な臭いや味を感じた場合は使用せず捨ててください。
ご不明な点がありましたら、高尾農園までお問い合わせフォームにてお問合せください。